新喜劇王 花紀 京さんが身罷られた。
桂 枝雀、花紀 京。この二人が僕にとっての爆笑王だった。
この二人には本当に「俺はここで笑い死にするのか」と思わされるほど笑わせてもらった。
ほんまに腹筋も呼吸も限界なのに、さらにドカンと笑わせてくる。こんなに苦しく、幸せな瞬間はなかなかあるもんじゃない。

京やんの場合は、落語の枝雀さんと違って、一人芸じゃないから、ツッコミ役の相方が重要なんだが、これがまたもう抱腹絶倒の名人、「誰がカバやねん!」でおなじみの原哲男さんだ。てっつぁんの場合、京やんとのやりとりで爆発的な力を発揮するタイプで、他の配役ではあんなに面白くなかった。やっぱりあのコンビ(漫才でないお芝居)が最高やった。

京やんて、お父上がしゃべくり漫才の創始者 横山エンタツ(神)なので、超サラブレッドなのだが、誰もそんなこと語らなかった。そんなことどうでもいいくらい京やんがオモロかったんや。
僕の父が京やんの妹君を存じ上げていて(京都で飲み屋さんを経営されてたと聞いた)何回か京やんの話を伝え聞いたのだが、曰く
「お兄ちゃんはテレビであんなにしゃべってるけど、うちでは全然しゃべらへんの。子供の頃からずっと黙って本ばっかり読んでた」
きっとそうなんやろうな。舞台以外ではいつもインプット。本番で貯めに貯めた笑いのエネルギーを爆発させる。京やんはそういう人なんやな。
「京やん!京やんって! はよこっちきいや」
の呼び込みに
なんやねんな〜。ワイのワイのと、も〜」
といいながら下手から登場した瞬間に空気が一気に変わる。出てきただけで、期待感でもう客が笑ってる。はち切れんばかりのテンションとそれを突き破る怒濤のボケ、てっつぁんのツッコミが入ったら、もうあかん。息が苦しくなって、腹がよじれて・・・気が付いたら床に倒れながら全身痙攣してる。

京やん。ありがとう。どうぞやすらかに。
合掌

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