一夜明けて、窓から天気をうかがうと上々の空模様。前回は雨の中の釣行だったので、ホッとした。釣りというのは天候に大きく左右されるもので、晴れ過ぎてもよくない。一度、道東の有名河川で釣ったときは、どピーカンの晴天で川底まではっきりくっきり見えていて、ちっちゃな魚がポツポツ釣れるだけだった。あれじゃあ大きな魚はどこかに隠れてしまう。存在が空から丸見えだと鳥の餌食になるからだ。その点、今回はいい具合に薄曇りで、期待も膨らんだ。
いつもの美味しい朝食をいただいて、ご亭主にどこの川がいいか相談した。夏場のこの時期、湖は水温が上がり過ぎて魚が深いところへ潜ってしまい、フライフィッシングでは釣りにならない。川でのドライフィッシング(水面に毛鉤を浮かせて釣る釣り方)となるのだが、川の候補は3つあった。彼のすすめもあって、上述の有名河川へいくことにした。なんといってもここはポテンシャルの高い川なのだ。
 現地にバイクで行く途中、ワインディングの峠道を越える。仙台での失敗の感触が残っていて、ちょっと不安であったが、避けずに慎重に行くことで克服するしかない。道内では対向車も後続車も非常に少ないのだが、なぜか峠道では意外と車が多い。僕がノロノロ走っているせいなのか? それでも、カーブでの基本動作とスローイン、ファストアウトの鉄則を忘れなければワインディングは走っていて楽しいはずだ。特に僕の愛車 Multistrada は本来ワインディングが得意な機種なのだ。ちょっと背伸びをする感覚で走ってみたら、積載荷物が減ったせいか、案外こわくなかった。油断は禁物だが、ビビりながら走るのもよくない。少しずつ感覚を取り戻していこう。
 川に着いたら、相変わらずポイントには僕ひとりだった。こんな贅沢は北海道ならでは、だ。
2年ぶりのポイントだったが、水位も渓相も変わりはない。同じ岩、同じ木、同じ流れだ。それでも魚の反応は違った。僕の流すフライに顔を出してくれるものの、以前のようにパクッと食ってくれない。いわゆる「見切られる」ってやつだ。ここぞと思うところでは、ほぼフライの直前まで出てくれるのだが、パシャッと反転してしまう。こうなると釣り人は燃える。手を変え品を変え、無い知恵と低い技術の限りを尽くして、食わせようとするのだが、なかなかに渋い。魚が学習してスレてきたようだ。これは、簡単にホイホイ釣れないので、初めて北海道に来たときの感動はないものの、釣り人にとってはよいことだ。フライフィッシングなんて、そもそも食べ物でないものをいかにも食べ物のように見せかけて、そのだましの技術を楽しむものだ。北海道初心者の頃とは少し違う面白さを感じながら、午後4時くらいまで一人きりの釣りを楽しんだ。結局、4匹のニジマスと遊んでもらって、ポイントを後にした。
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これが今回の一匹目。28cmと道内ではかわいいサイズだが、太くて実にコンディションがよく引きは抜群。さすが北海道。
 
 さて、今回は釣りもさることながら、これまで行っていなかったところへ行く、というお楽しみがあった。明日は帯広市内にいって、人生初のばんえい競馬を見てみようということになっている。ギャンブルを一切やらない僕(生活そのものがギャンブルっぽいが)は、乗馬はかじったことがあるものの、競馬は全くの初めてだ。いわゆる普通の競馬とばんえい競馬は少し違うが、それも含めて、初めてのものをじっくり(あまり時間はないが)見てみようと思う。



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